九星の象意


「A HOUSE OF FORTUNE」   http://www.renge.sakura.ne.jp/~k-ya/uranai/4.0/readme.html
「占いと運命の科学」  http://www.uranaifal.com/  から転載させていただきました。


生まれ年との対応
 西暦年対応表

クリックすると、説明文に飛べます。

一白水星 1936 1945 1954 1963 1972 1981 1990 1999 2008
二黒土星 1935 1944 1953 1962 1971 1980 1989 1998 2007
三碧木星 1934 1943 1952 1961 1970 1979 1988 1997 2006
四緑木星 1933 1942 1951 1960 1969 1978 1987 1996 2005
五黄土星 1932 1941 1950 1959 1968 1977 1986 1995 2004
六白金星 1931 1940 1949 1958 1967 1976 1985 1994 2003
七赤金星 1930 1939 1948 1957 1966 1975 1984 1993 2002
八白土星 1929 1938 1947 1956 1965 1974 1983 1992 2001
九紫火星 1928 1937 1946 1955 1964 1973 1982 1991 2000


ただし、新年は2/3からです。



◎ 一白水星の象意
基本…水、穴
方位…北
時間…PM11:00〜AM1:00ごろ
季節…冬
陰陽…陰
色 …黒
人 …中年の男性
味 …塩辛い
体 …腎臓
感情…哀れみ
五常…智
形状…凹型、穴があいている形
数字…1、6






以上が、基本的な象意で、これを組み合わせ、
また様々に解釈し、象意の幅を広げていきます。

@人の行動では…
考える、悩む、企画・計画する、など物事が始まる前の
「思考段階」を示します。
また、「動けない状況(穴)→
考えることしかできない(迷い、悩み)」にもつながります。

その他「黙る、秘密にする、静かにする、集中する、努力する。」など。
「盗む」とか、下の「人体」にも書いておきますが一白水星は
「女性器」も表しますから「性的行為」なんていうのもあり。
さらに「妊娠」も一白水星です。
「穴」とか「黒」とかからも、「穴につまずいてこける、
落ちる、はまる」「泥だらけになる」とか
「闇夜に紛れる、姿を隠す、目を暗ます」などなど、
用途は広いです。

A人の感情では…
悲しみ、哀れみ、憐れみ、心配→親愛、友愛
人をいたわる気持ちから「親愛」という意味になります。
「愛する気持ち」と上記の「思考段階」で「片思い」なんていうのもあり。

B人の体では…
血、汗などの体液(塩辛い?)、腎臓、耳、鼻、お尻の穴、女性器など
体の「穴」、体液はすべて一白水星です。
そして、これを「病気」という視点から見れば、
循環器系疾患、腎臓病、中耳炎、鼻炎、痔、子宮病…などなど
これは人体に病気を当てはめただけです。
また特例のひとつとして「ガン」を表します。

C人では…
部下、後輩、子孫など自分より下にある人たちは一白水星です。
「中年男性」は基本ですね。

D食べ物では…
水、お酒、牛乳を始め「飲み物」はすべて「水性」の一白水星に属します。
また「しょっぱい物」「黒い物」→「しおから(?)」「海草」「塩」などなど。

E経済的には…
「経済的な悩み」&「穴」→「貧」、つまり「貧乏」です。
しかし「穴の底」ですから「下げ止まり、貧極まる!」というところです。
1999年は「一白水星」の年でしたが、いかがでしたでしょうか?

Fその他の物では…
もちろん液体は全て一白水星ですから
「海水、プールの水…」さらに「石油、ガソリン、インク」なども。
また、自然にできている「穴」はもちろん
「掘った穴、あいていた穴…」なども一白水星です。

G職業では…
水性ということから水産業、飲食関係、出版・印刷・塗装業、
また、風俗・水商売なんていうのも一白水星。
「親愛」という所に目を置くと、サービス業や企業の営業マンや、
「考える職業」ということで哲学者、作家、弁護士などの学者系の
職業一般も一白水星です。
で、「盗む・隠す」事から「詐欺、窃盗、ドロボー」なんて言うのも一白水星。

H場所では…
もちろん「穴」という事ですから、「洞窟、ほらあな、
窪地」や「水」のある「河川、湿地、海」が一白水星にあたります。





◎ 二黒土星の象意
基本…地
方位…西南(裏鬼門)
時間…PM1:00〜PM17:00ごろ
季節…7、8月、夏
陰陽…陰
色 …黄色
人 …母親
味 …甘い
体 …脾臓
感情…欲情
五常…信
形状…四角形、台形、
     凸凹のない平坦な形
数字…5、10





@人の行動では…
二黒土星は「地」ですが、「田畑や農地」の様な「生産地」です。
そこから「産む、生む」や「働く」の意味があり、
「営業、仕事」などの「労働」は二黒土星です。
労働や努力などはすぐに成果があらわれるものではありませんので
「遅い」や「遅くれる」などの意味もあります。

A人の感情では…
「真面目」「誠実さ」「一途さ」などは二黒土星です。
しかしそれが裏目に出た場合の
「融通のなさ」「頑固さ」も同じく二黒土星です。
また、「土性」は「欲情」を示し、二黒土星はとくに
「生存欲」=「子作り精神抱負」という意味もあり、
恋愛面では「真面目な付き合い」「関係がしばらく続く」と言う
安定期を意味し、
その反面である「マンネリ気味」「飽きている」という意味も示します。

B人の体では…
胃、脾臓あたりの「お腹」。
「影で働く縁の下の力持ち」的なポジションは二黒土星ですので、
「手足」「心臓」「脳」というようなトップスター(?)を影で支える、
「その他」的な内臓が二黒土星。
ですので、あまり「これ」といった部位はなく
、病気という観点から見ても「疲労」とか「体調のバランスが悪い」
などの様に「〜病」と名のつく病気ではないです。
ま、強いて言えば胃痛などの「疲れ、ストレスが胃に出た」系でしょう。

C人では…
「女房役」という言葉がもっとも当てはまるのではないでしょうか。
なにかの「No.2」は二黒土星です。
そして基本の「妻」、そこから「母、姑、婦人、老婆」はもちろん、
「労働」から「労働者、農夫、庶民、一般大衆」も二黒土星となります。

D食べ物では…
田畑で収穫できる「穀類」つまり、米、いも類やトウモロコシ、
小麦粉、片栗粉などが二黒土星です。

E経済的には…
簡単に言えば「一般大衆並み」です。
「中の下から中の中」(?)あたりでしょうか?
しかし「努力が実る」という基本的な象意がありますから
「収入は(じわじわ)増加する」
と考えてよいでしょう。

Fその他の物では…
「営業」「職業」「勤務先・就職先」はもちろん二黒土星です。
また、「カバン、靴、衣類、寝具などの日常の生活に欠かせない物、
婦人用品全般(←大変広い範囲ですが…)」も示します。
二黒土星のもうひとつの側面として「古い、遅い、何もない」
という「無」の状態を示す側面があります。
これは「無から有を生み出す」という二黒土星の本質には
欠かせない側面なのです。
労働も女性もこの「生む」という側面から得られる象意ですから、
もうひとつの「なにもない」という側面も重要です。
つまり「空き家、空き地、廃虚」や「老木、老人、骨董品」
「何もすることのない時間、暇」「無、虚」なども示します。
また「粉末や粉状の物」「砂、土砂、セメント」も二黒土星です。

G職業では…
「仕事、働くこと全般」が二黒土星なので何とも言えませんが、
とくに肉体労働、農業、高級品などを扱わない大衆向けの
職業を示すことが多いようです。

H場所では…
低地、平べったい所、平野(へいや)、それほど高くない「台地」や、
上にも書いたような「空き地、空き家、廃虚」など「古くなった場所、
使われていない場所、何もない場所」が二黒土星です。




◎ 三碧木星の象意
基本…震
方位…東
時間…AM5:00〜AM7:00ごろ
季節…4月、春
陰陽…陽
色 …青
人 …長男
味 …酸っぱい
体 …肝臓
感情…怒り
五常…仁
形状…細い、薄い
数字…3、8





@人の行動では…
三碧木星は「震」でありまして、「天の震」は「雷、雷鳴、稲妻」、
「地の震」は「地震」、そして「人の震」は「動き・激しさ」を指し、
それら全ては「何かが世に現れるときの動き」です。
つまり、物を「出す」ことは三碧木星です。
ですが、三碧木星は「まだ形しかなく中身のない状態」も表しますから、
「なにか物を出す」のではなく「力を出す、音を出す、音が鳴る、光る」など
「物体以外のものを出す」のが三碧木星です。
列挙してみますと「力を出す→実力を発揮する、本気を出す、
アイデアを出す、ひらめく、創る、スピードを出す、素早く動く、
歩く、走る、発展する、進出する、活躍する」
「音を出す→騒ぐ、怒る、怒鳴る、歌う、本を(口に出して)読む、
宣伝・広告する、広める、繁盛する、うるさくする」
その他、「火事になる、爆発する、地震が起こる、落雷する、
感電する、驚く、しびれる」などなど

A人の感情では…
「怒り」「驚き」「明るさ」「朗らかさ」などは三碧木星です。
「怒る→怒鳴る、叱る、説教をする」も度を越せば、
「殴る、たたく、ひっぱたく、暴力を振るう」にもなってしまいます。
また、上にも書いた通り「まだ形しかなく中身のない状態」で、
「その場限りの怒り」で長続きしないものです。
長続きするものは「恨み」で、これは三碧木星ではありません。
恋愛で言えば、
「お互いに慣れてきてなんでも言いあえる関係」という所でしょう。
気兼ねなくなんでも言える反面、
口げんかも何となく増えている状態を示します。
何気ない一言でも相手を気付けてしまうことがあります。
一言、一言に気を付けましょう。

B人の体では…
肝臓は三碧木星です。また、音のでる器官=のど、
動くための器官=足も三碧木星です。
「細い、薄い」から「毛髪、体毛、つめ、筋」なども表します。
病気では「肝炎、肝臓病、のどの痛み、せき、気管支炎
、足の怪我・骨折」というふうになります。

C人では…
基本は「長男」です。
また「若い成人男性」や「新人、弟子」などが三碧木星です。

D食べ物では…
青い食べ物=緑の物→キャベツ、キュウリなど緑色野菜や、
酸っぱいもの→お酢、寿司、レモンなどの酸っぱい果物など。

E経済的には…
発展・繁栄をあらわす三碧木星ですから、
市場の活発化や発展、進出を表します。
が、これは決して突然の進出ではなく、
前々からの準備・工作がうまく行って
「形を現し始めた」という状態です。
また、三碧木星は「宣伝・評判」を表しますので、三碧木星をうまく使えば、
宣伝や広告がうまく効果を表します。
個人の経済状態としては「中の中〜中の上(?)」と言った感じですが、
これからの「発展・進出→昇進・出世」があるので
「近いうちに大きな増収あり」とも読めます。

Fその他の物では…
三碧木星は「まだ形のみで中身がまだない」=「入れ物」です。
「タッパー、弁当箱、ケース、容器、ビン、箱」な
ど「収納関係」は三碧木星です。
また、「新築の建物、家」なども、
まだできたばかりでは大きな入れ物に過ぎません。
「道」も三碧木星です。
ですから東(=三碧木星)西に長く伸びる道は大きな発展を遂げます。
また「日の出」「燃焼」も三碧木星です。
また、「薄い、細い」という形から「(薄い)板、紙、シール」
など薄っぺらな物は三碧木星です。
あ、「音、楽器、鉄砲、銃器」も三碧木星ですね。

G職業では…
雷=電気ですから「電気・機械関係」や、宣伝から「広告業・放送関係」、
声を出す職業から「歌手・芸能人・教師」などが三碧木星。


H場所では…
建設前の「新地」や建設中の建物、まだできたばかりで
使われていない建物・場所など、三碧木星です。
また、「道、道ばた、道路、通り」もそうです。




◎ 四緑木星の象意
基本…完成・風
方位…東南
時間…AM7:00〜AM9:00ごろ
季節…4・5月、晩春・初夏
陰陽…陰
色 …緑
人 …長女
味 …酸っぱい
体 …肝臓
感情…怒り
五常…仁
形状…長いもの
数字…3、8






@人の行動では…
四緑木星は「風」でありまして、
「行く、来る、出る、入る、通る、訪れる」など
「人々が行き交う」ことを示します。
そして、「人々が行き交う」ことは信頼を得たり、
人同士の「縁」がつながることにもなります。
商売を繁盛させたり、取り引きを成功させるためには、
四緑木星です。
また、「完成する」という意味がありますから、
「仕上がる、出来上がる、修める」などの意味があります。
恋愛での「完成」は「結婚」ですし、「縁」もかかせません。
とくに「四緑木星」は誰かの紹介などの「お見合い結婚」
を示すことが多いようです。
しかし、人の心が「風」のようになってしまうと
「上の空」になったり「移り気」や「迷い」が生じます。
ですから、人は何かが一段落する時には「油断」しやすいのです。

A人の感情では…
「悦び」と「怒り」は四緑木星です。「怒り」は「木性」共通の性質です。
この「悦び」は「ゆとり」と「余裕」から得られるものです。
しかし、その裏には「油断」と「不注意」があります。
それらの油断や不注意から「怒り」が来てしまうのです。

B人の体では…
基本は「肝臓」ですが、
「長いもの」という意味で「小腸・胆のう」あたりを指します。
病気では「肝炎、肝臓病、胆石」などがあり、
また「風」の意味から「風邪の諸症状(頭痛、のどの痛み、せき、鼻水)や
気管支炎」という意味もあります。

C人では…
基本は「長女」です。
「OLなど働き手の女性、年を取った女性」などの意味があります。

D食べ物では…
「野菜」を表すのは三碧木星と同じです。
また「長いもの」=そば、うどん、ラーメンなどの麺類は四緑木星です。

E経済的には…
取り引きと完成とを表す四緑木星ですから、
経済の発展もさらなる物となります。
四緑木星は「遠方との取り引き、海外との貿易」も示し、
経済的には「中の上〜上の中」あたり(?)でしょう。
しかし、完成を示すわけですから増収は止まり、収入の安定を得ると見ます。
しかし、「風」の意味を含みますから、
「注意しないとこの収入はまったく残らないであろう」とも読めます。

Fその他の物では…
すべての完成した「工業製品」は四緑木星です(←広すぎ)。
また「糸・紐・綱」など「長いもの」、
「鳥、飛行機」など「空飛ぶもの」は四緑木星です。
もちろん「風」そのものや「冷暖房・扇風機・換気扇」など
「空調関係」も四緑木星です。


G職業では…
部署でいえば営業を指し、保険のセールス・
旅行・通信・運送・木材・出版・デザインなどを指します。

H場所では…
駅・港・空港・玄関など人の出入りする場所は四緑木星です。




◎ 五黄土星の象意
基本…人
方位…中央
時間…日の出、日の入り
季節…土用(季節の変わり目)
陰陽…大極
色 …黄色
人 …すべての人
味 …甘い
体 …心臓
感情…欲情
五常…信
形状…不定形
数字…5、10





○ 五黄土星という星は…
九星の中で唯一の例外がこの五黄土星です。
他の星は「自然の中」にある「象意」をもち、
「方位、時間」などが割り当てられています。
ところが、「五黄土星」のみ中央に位置し、
その他の九星(=環境)が人間に作用する影響を表すものです。
つまり、五黄土星の示すものは人の中にあり、
人間そのものを表す星であるといえます。

では、自然界にとってどういう人間の存在とは
どういう意味を持っているのでしょう?

たとえば、森の中に一人の人間が生活し始めたとしたら、
その森はどうなるのでしょう?
逆に言えば、その森の中にいる人はどうするのでしょう?
その人はきっと、狩りをし、家を作り、森を切り開き、
道を作り、田畑を作り、子孫が増え…やがて町ができる。
そしてこれは太古の人間が文明を築くために辿った道です。
しかし、そこにあったはずの森はいったいどうなったのでしょう?
家を作るため木は切り倒され、狩りのために動物は殺され、
次第に森は切り開かれ、整地され…
森はその力、機能を失いやがて枯れていくでしょう。
このままでは人間は自然に破壊しかもたらしません。
五黄土星は「人を表し、そして破壊を意味する」のです。
しかし、人間は自然を破壊するだけではありません。
それを利用し、新た何かを創り出すことが可能です。
五黄土星は破壊とともに、誕生をも意味するのです

世の中にいるすべての人は「生まれた者」であり「死に行く者」であります。
つまり「生と死」「破壊と創造」こそが五黄土星のもつ「象意」となります。
また、当然ながら自然も人類に対しての破壊力を持っています。
それは「天災・災害・天変地異」と呼ばれています。
そして、それらも五黄土星です。

@人の行動では…
「生まれる(=出産する)・死ぬ(または殺される)・壊れる」
というのが基本ですが、
よっぽどの事がない限りは「考え方や環境の始まりと終わり」と解釈します。
ところが、「五黄土星」は九星の中で唯一の
「直接的な破壊」を意味する星ですので、
そう簡単には始めさせてくれません。
何かしらの苦しみは伴います。
いわゆる「産みの苦しみ」が何事にもついて回るわけです。
もしかしたら、それまでのすべてをぶち壊して、
新しい何かが生まれるかもしれないですし、
もちろん、「産みの苦しみ」に絶えられなければ
一緒にぶち壊れて終わってしまいます。
五黄土星はどうしても、破壊力が強いので「破局」とか「悩み」など、
悪い面ばかりです捉えられがちですが、その裏にある新しい物事の
「誕生」という側面も決して忘れてならないものなのです。
また、すべての人には「生と死」がありますが、また「老いる」ことも
生きる上で避けては通れないものです。そして、これも五黄土星です。

A人の感情では…
「欲」です。これは、人間が生きていく最も大きい動機でしょう。
逆にいえば人間は欲なくしては生きていけないのです。
しかし、それは時として「わがまま」であったり「強欲」であったりして、
必ずしもよいものであるとは限りません。
いかにして「欲」を制御するかが問題です。
通常は「高望みをしている」「現状に満足していない」と解釈します。
また逆に「他人の欲望の対象になってしまっている」という状態も五黄土星です。
つまり、盗難やゆすり、たかり、いじめ、暴力、羨望、憧れなどの
対象になることも五黄土星です。
恋愛ではやはり「今の相手に満足していない」「違う人と付き合いたい」
と思っている状態と解釈できます。

B人の体では…
体の中央はやはり「心臓」でしょう。病気では「ガン、心臓病」です。
また、体の中での廃物といえば「糞」で、
これも五黄土星、同時に大腸も五黄土星です。

C人では…
とくに「こういう人」というのはありません。
私は「その人自身(?)」を指すのではないか、と考えています。
また、恋愛に限れば「付き合っていた人」という、重要な(?)意味があります。

D食べ物では…
腐った食べ物はすべて、五黄土星です。
ですが、なかには腐っていても食べられる食品があります。
チーズ、ヨーグルト、納豆など、醗酵したものは五黄土星です。

E経済的には…
「欲」を示す星でありますので、「経済状態がどうであれ、
今の状態には満足していない」と読みとれます。
つまり、周りから見たら「もう十分」なんだけど、
本人的には「まだ足りない」状態です。

Fその他の物では…
すべての「壊れたもの・使えなくなったもの・いらなくなったもの」は五黄土星です。
また中古品・古本・古着なども五黄土星です。
また、大量に物が壊れ、人命が失われること
→地震・火事などの災害や戦争なども、五黄土星です。
三碧木星も地震を表しますが五黄土星の地震の方が被害が大きいです。
ちなみに関東大震災は五黄土星の年でした。

G職業では…
仕事を失っている人=失業者・浮浪者・未就労者は五黄土星です。
また、仕事を創り出す人=企業家(九星的には資本家とは違います)も五黄土星。
職業に就いていても「満足していない」「会社を起こしたい」
と思っている状態は五黄土星です。

H場所では…
上記のように、墓は五黄土星です。
また糞という象意から、トイレも五黄土星となります。
「中央」ですから、家の中心、首都、都、古都なども五黄土星です。




◎ 六白金星の象意
基本…太陽・鉱石
方位…西北
時間…PM 7:00〜PM23:00
季節…10、11月、初冬
陰陽…陽
色 …白
人 …父、幼児
味 …辛い
体 …肺
感情…喜び
五常…義
形状…円・丸い形
数字…4、9





@人の行動では…
六白金星は太陽を示し、生まれたばかりの子供です。
そこから六白金星の基本は
「止まることを知らずに活動をすること」となります。
地球の自転や世の中のお金・人・物などすべての
「循環・回転」は六白金星であります。
仕事で見れば「更なる市場を求めて、
事業の投資・拡大」や人間関係で見れば「援助・応援」となります。
また、「争い、勝負、賭け事」なども六白金星です。
六白金星は生まれたばかりの子供を表すと同時に「妊娠」も表します。

A人の感情では…
基本が「義」であり「喜び」でありますから、
「人に尽くすこと」「人を思いやること」が六白金星となります。
しかし六白金星は「止まる所を知らない」ので
「心配しすぎ、気にし過ぎ」などにもなってしまいます。

B人の体では…
基本は「肺」ですが、休みなく動く循環器系とくに
心臓、頭、脳も六白金星です。
病気では「体の巡りが悪くなる病気」は六白金星です。
高血圧・低血圧・心臓病などや「便秘・下痢」など便通が悪くなったり、
心配性・潔癖症や不眠症など頭の回転が悪くなる(?)などです。
また、六白金星は「健康」を表していますから、病気というより、
「事故に注意した方がよい」という読み取りも可能です。

C人では…
基本が父でありますから、「上司、目上の人、
老人、先輩、先祖、主人、首相」など
「自分より地位の高い人」は六白金星です。
また「生まれたばかりの幼児」も六白金星です。

D食べ物では…
六白金星だけでなく「金性」は「辛味」を表します。
ですので、辛いものは六白金星です。
また、丸いものは大体六白金星ですが、とくに「果物」の意味が強いです。

E経済的には…
これから拡張を図ろうというぐらいですから、
経済状態は「上の中〜上の上」ですが、
個人的にはかなり余裕があるけれども、
拡張を図るには、実は足りていないという状態です。
ですので、六白金星の投資が実を結ぶのは4〜5年先を
見込まなければなりません。
つまり実際の経済よりも期待や予想が先行してしまっている状態です。
これは、かなり危険な状態と言った方がよいでしょう。
ですから、六白金星の年の経済(特に金融や財政)は
気を付けなければなりません。

Fその他の物では…
まずは、「金性」から「金属・宝石・貴金属」は六白金星です。
とくに、高価であったり希少価値のなるものは六白金星です。
「太陽」という意味から「信仰・宗教」という意味があります。
そこから「寺院・神社・教会・お寺・神棚・仏壇」なども六白金星です。
丸いもの→回るものという意味から、「エンジン・モーター・車輪」関係
…つまり「電車・自動車」など
主要な交通手段・交通機関は全て六白金星です。
忙しく動き回るのが六白金星ですから幼児はもちろん
足の速い動物なども六白金星です。
金融関係の「相場・マーケット」も六白金星です。

G職業では…
身分が高いことから「大企業の社長・重役・上司」は六白金星です。
また一般的な「偉い職業」ということで、
「公務員・官僚・政治家・弁護士・医師・学者・プロスポーツ・芸能人」
なども六白金星です。

H場所では…
忙しい場所は全て六白金星ですので
「繁華街・市場・マーケット・職場・戦場」などが
六白金星となります。
また「偉い人」という意味から
「政府の諸官庁・国会・学校・警察署・役場・裁判所」などの
政府の機関は六白金星です。
金融関係から「銀行」という意味があります。
また「(山ではなく)高い所、高い建物」は六白金星です。
高級品を扱うお店も六白金星です。




◎ 七赤金星の象意
基本…黄金・沢
方位…西方
時間…PM 5:00〜PM 7:00
季節…九月
陰陽…陰
色 …白
人 …少女
味 …辛い
体 …肺
感情…喜び
五常…義
形状…窪んだ形、凹
数字…4、9






@人の行動では…
七赤金星は「沢」で「喜び」を表し、人々の生活に「潤い」を与えるものです。
形に表れた喜びが七赤金星で、「飲食・恋愛」は七赤金星です。
「歌う・喋る・話す」もそうです。
もちろん、「食べ過ぎ・飲み過ぎ・恋愛問題」や「喋り過ぎ・話し過ぎ」なども、
七赤金星です。
また、「やる気をなくす・贅沢をする・怠ける・遊ぶ」も七赤金星です。

A人の感情では…
人の喜びが形に表れたものは「恋愛」で、七赤金星です。
同時に異性との交流も盛んになりますので、
「恋愛問題」も起こりやすくなります。
また、何をしても満足を得られない状態も七赤金星で、
気持ちが離れがちになります。

B人の体では…
もちろん基本は「肺」ですが、「食べる・喋る」ということから
「口、歯、頬」も七赤金星です。
また、「生殖器・腎臓」も七赤金星です。
病気で言えば、「肺病・虫歯などの歯痛・性病・腎臓病」などです。

C人では…
未婚の「少女」です。また、「恋人・愛人」も七赤金星です。
「妻」は二黒土星、「夫」は六白金星ですので、気を付けて下さい。

D食べ物では…
おかし、お酒などの嗜好品が七赤金星です。
また、ジュースも七赤金星です。
パーティーや、飲み屋などで出される「料理」は七赤金星です。

E経済的には…
七赤金星には「仕事・働く」という意味はございませんので、収入は下り気味。
にもかかわらず、「遊び」という意味からさらに経済的に
厳しくなっていくことが予想されます。
経済状態は「上の中→中の下」ですが、どこでブレーキを
かけられるかどうかが、運命の分かれ目でしょう。

Fその他の物では…
金属の加工されたもの「刃物・調理器具」は七赤金星です。
お金もそうですが、特に七赤金星は「紙幣・証券」の意味が強いです。
一般的な「お宝・家宝」は七赤金星です。
また、「カード・サイコロ」など「遊び道具」も七赤金星です。
G職業では…
「落語家・アナウンサー・弁護士」などの「話をする人」や、
「銀行・証券業・水商売・芸能人・外科医・歯科医」などが七赤金星です。

H場所では…
「ゲームセンター、遊園地」などの「遊び場、風俗営業」は七赤金星です。
「居酒屋、飲み屋、レストラン」なども七赤金星です。
また、地形では「窪地、水溜まり、井戸、オアシス」が七赤金星です。





◎ 八白土星の象意



基本…山
方位…東北
時間…AM 1:00〜AM 5:00
季節…1月、2月、初春
陰陽…陰
色 …白
人 …若い男子
味 …甘い
体 …手
感情…欲情
五常…信
形状…山形、凸型
数字…5、10










@人の行動では…
八白土星は「山」であり「変化」であります。
陰陽の交わる所であり、陰陽の変わり目でもあります。
人が八白土星の気を受けると、一身上に変化が起こります。
昔から人々はそれを恐れて、八白土星の東北方を「鬼門」と呼んだのです。


で、この変化は悪い方へ行くばかりではありません。
よい方へ行くことも可能です。
ただ、「変化する」というだけで、「どっちに?」という事ではありません。
どちらに行くかは自分次第です。
というわけで、八白土星は「気分が変わる、仕事が変わる、仕事を辞める、
改革する、改良する」などが基本的な意味です。
また、「若い男子」という意味から、
働いて「稼ぐ、貯金する、けち、欲張る」という意味もあります。

A人の感情では…
八白土星には「変化」という意味の他にも「強欲」という強い意味があります。
人の感情で八白土星を見る時は「強欲」の方を優先して見ます。
お金にけちになったりするのは八白土星ですが、
仕事や勉強に対して貪欲に立ち向かって行くことも八白土星です。
八白土星をうまく使えば、巨万の富を得ることも可能です。
しかも自分の実力で。
また恋愛でよくある、「追いかけ過ぎて(=強欲)逃げられる(=変化)」
パターンは八白土星の最もよい例といえるでしょう。
また、「彼氏・彼女が変わる」という意味にも取れますから、
「別れて別の人と付き合う」という意味にも取れます。
さらに難しい所は「彼氏・彼女の『関係』が変わる」
という意味でもあるわけです。
この場合、恋人同士の関係が友達関係になったりした
場合は前記と一緒ですが、
二人の立場や、考え方が変わるだけで、
「恋愛関係その物には影響しない変化かもしれない」という事もあります。

B人の体では…
手や関節など「継ぎ目、曲がる所」が八白土星です。
腰や背骨なども八白土星です。
「腰痛、凝り、疲労、筋肉痛、神経痛」など「動き過ぎ、
働き過ぎ」でなってしまう症状も八白土星です。
また、「リウマチ、関節炎」など関節の病気もそうです。

C人では…
「若い男性」は八白土星で、「一番の働き手」という意味もあります。
また、「友人・知人・ライバル・親戚・家族」など
自分の周りにいる人々も八白土星です。

D食べ物では…
八白土星には「骨」という意味がありますから、
なかなか「食べ物」には考えにくいのですが
、「魚の骨」や「豚足」なんていうのは、八白土星と考えてもいいと思います。
また「牛スジ」などの「筋」も八白土星です。
また、土性に共通する「古いもの」という意味から、味噌、醤油… などもあり、
「加工品」で「ハム、ソーセージ、練り物」なんていうのも八白土星です。

E経済的には…
基本的に八白土星は「変わり目」ですから、好転するか、
逆転するかはその人次第です。
が、一般的には「変化に負けて逆転」が多いようです。
ですから、どうとは言えませんが七赤金星の後を受けているので、
経済状態は「中」から始まって、うまく行けば「上」、こけたら「下」という所です。
また、会社・政府の経営方針や政策の転換などがあるのも八白土星です。


Fその他の物では…
「テーブル・机・箱・ブロック」など、ま、「山っぽい(?)」ものです。
そして「骨」ですから、
「骨董品・お墓・墓石」や「傘・パラソル」なども八白土星です。
また、「貯金・不動産・財産・蓄え」も八白土星です。

G職業では…
「警察官・警備員・土木事業・鳶職・清掃事業」など堅めで
肉体派の職業は八白土星です。
また「不動産」も八白土星です。

H場所では…
基本は「山」です。とくに八白土星は人里離れた「高い山」を指します。
また、「墓所」も八白土星、「急な坂道、曲がり角、カーブ」などのように、
あまり人気もなく見通しの悪い地形も八白土星です。




◎ 九紫火星の象意
基本…火
方位…南
時間…AM11:00〜PM 1:00
季節…六月、夏
陰陽…陽
色 …赤
人 …中年女性
味 …苦い
体 …頭脳・心臓
感情…楽しむ
五常…礼
形状…先が細く尖った形
数字…2、7






@人の行動では…
九紫火星は「火・炎」であり、物事が最高に輝いている状態です。
たとえば、頭脳が最高に働いている状態では
「発明、発見、予想、予見、学術研究」などであり、
「名誉・栄光・勲章・賞状」など「誉れなもの(?)」や
「傑作、すばらしいもの、すばらしい行い」などが九紫火星です。
また、「化粧・装飾」など「美しくする」のも九紫火星です。
少し変わりますが、九紫火星の定位の宮は「離宮」です。
これはその名の通り「別れ、離れる」ことを示すわけで、
これも九紫火星となります。

A人の感情では…
人の心は一時も留まってはおらずに移ろい行くものです。
それが、「炎」のようにさらに激しく、また変化しやすい状態ですから、
「精神的には不安定で喜びも多いが反面怒りや悲しみも多い」状態です。
ハイテンションな状態とはすこし違いますが、
酔っ払いの「笑って、怒って、泣く人」みたいな状態です。
恋愛ではあまりこういう状態は嬉しくないですが、こういう事は多いですね。
しかし、何かに「心の底から本気になっている状態」っていうものは、
こういう状態なのではないでしょうか?
少しの変化が自分の心に強烈に響いてきて、感情が大きく変化していく…。
恋愛でもその他の事でも、本気になる事っていいと思います。

B人の体では…
「心臓や頭脳」など、重要な部位は九紫火星です。
また、「歯、爪、毛髪」など先が細く尖った部位は九紫火星です。
また「のど・目」も九紫火星です。
病気でいえば「咳、のどの痛み、歯痛」などです。
注意して欲しいのは「九紫火星」には「死」の意味はありませんから、
「心臓病・脳梗塞」といったような、
致命的な症状を示すことはあまりないということです。
また「火傷」も九紫火星です。

C人では…
基本は「中年の女性」です。
また、「高貴・美しいもの」という事ですから
「貴婦人・美人・人気のある女性」など九紫火星です。
「高貴」というもうひとつの意味で、
「大臣、重役、有名人、偉い人」なんかも九紫火星です。

D食べ物では…
食べ物とは言えませんが、「薬・医薬品・栄養剤」などは九紫火星です。
また、「お酒・煙草」のような「嗜好品」も九紫火星です。

E経済的には…
ここでの経済的な状態は、「高貴・最高」という意味もありますから、
「相当に経済状態が高い」とみるか、
「財産が離れている」とみて「かなり低い」と見るか、微妙な所です。
また、九紫火星は「争い・裁判」も表しますので、
「経済状態は高いがそれについて、もめているか不安定な状態」
というふうにも読み取れます

Fその他の物では…
「文章・書類・本・雑誌・手紙・書画・株券・手形・紙幣・図」など
七赤金星とかぶる所もありますが、これら九紫火星です。
「写真・映画などの芸術」も九紫火星です。
「宗教・御神体・石・鏡・巨木」もそうですし、
「発見・知恵・教え・教育」なんかも表します。
「先の尖ったもの」から「包丁・ハサミ・穴あけ・鉛筆・ペン」
などの物も九紫火星で、
それを用いた「切断、切開、手術、執筆など書くこと」もそうです。
「美しいもの」から「アクセサリー、化粧品、衣装」など装飾品も九紫火星です。

G職業では…
「芸術家・小説家・デザイナー・カメラマン・美容師」など芸術系や
「政治家・裁判官・大企業の役員」など偉い系の職業です。

H場所では…
「劇場、映画館、コンサート会場、クラブ、美術館」など芸術系は九紫火星です。
また、「裁判所、警察署」など争い事のある場所も九紫火星。
また「病院、薬局」なども九紫火星です。