●ある家の中。
母と私と、知らないオヤジがいる。
オヤジは優しそうで話がわかる人のようだ。
母に
「あんたは悲しかったんだね。泣きたかったんだね。」とか、言っていた。
母は少し泣いていた。
若くてきれいだった頃の母だった。
私は傍観者だった。
●実家の二階。
母の部屋がある。
そこに、前回の母と同じくらいの年頃(今の私くらい?)がいた。
私もいる。
女のお客が沢山来る。
皆、きれいで上品で優しそうな人ばかりでした。
母に会いに来たってことが、わかる。
お客は母と会えて嬉しそうだった。
何人もの女がそうやって来ていた。
私は傍観者。
一番目の夢で「母は悲しかったんだ」と、悟った。
頭では知ってはいたけどそれがちゃんと腹で分かったというか、初めて「共感」した。
あの状況では寂しいのは当然だ。 でも私はそれ以上に寂しい思いをした・・・という気持ちがあり そっちを解決するのが先、と思っていた。 寂しかった理由は「親に理解力がなかったから」です。 なので母が死んでも全然悲しくないほど 何も感じなくなっていたのです。 二番目の夢で「母は会いに来て欲しかったんだ」と、悟った。
私は実家に行くのが嫌になり2年ほど殆ど実家へ行かなかった。
実家は我が家から5分くらいの場所にあるけど、私は仕事してたし面倒臭いし
父親からはもう何も言われたくないので、そう「決めた」のです。
だから、母は私に会いに来て欲しかったんだなぁ・・・・・・・・・・・・・・・・と
この夢を見て腹からわかり、後悔しました。
事情の方も会いに行けない状態にはなっていたけど
行こうと思えば行けたのに行く気がなくなっちゃったのです。
それを後悔しました。
(もう少し思いやりを持てば良かったな)と。 思いやりの方はいくら思っても通じないのでここ数年間は捨ててました。 だから私は若い友人に言っているのです。 「生きているうちに親孝行しておきなさい」と。 |