「ヒトトロンソウシテハイケナイ」



当時小学生だった長女。
その担任の女教師に「私の言うことを理解してもらいたい」気持ちが強く
何をどう説明しても理解しない相手に対して腹を立てていた。
元々教師が「他人の話を理解しない」ことは知っていたが
自分のことなら我慢もできるが子供のことでは我慢ができなかった。
また当時は「人間は話せばわかる生き物だ」と思っていた。

ところが長女の担任は私が話せば話すほど頑なになっていった。
そんなある日見た夢。

実家の庭にいた。
空を見上げると雲がまるで字のような形をして浮かんでいる。
読めない字だが読んでみたら・・・
「ヒトトロンソウシテハイケナイ」
と書いてあった。


それだけ。
警告というか忠告の夢。
私はこの夢を見て(ああ、本当にそうだ)(でも、何故?)と思った。
そしてそれから3年経った頃やっとこの言葉を「理解する」ことが出来たのだ。
何かをわかるには3年もかかるってことです。
「知る」のは簡単。
記憶すればいいんだから。
でも「わかる」ことは知ることとは全く違っていて何年もかかるんですよ。
ちょうどその頃相似象で「わかり方」を勉強していたので
何故理解できないかもわかった。

人により、ケースにより半年とか一ヶ月でわかることもありますが。

この夢はワン・シーンで大変短いが印象的だった。
そして場面は明るく、青空だったので「吉夢」だ。
私の中にある(いる)自分では意識できない何か(高次の自分・潜在意識・神他)
が、わかりの悪い私に教えるためにわかりやすいそのまんま答えが出ている夢を
見させてくれたのだと思う。
本当に潜在意識って頭が良いので驚く。
それにひきかえ私の意識は頭が悪いので困る。

このようにしょっちゅう夢から警告や忠告を受けていると私は一人じゃないんだ・・・と思う。